不動産売却依頼
不動産を売却する場合、そのほどんどが不動産会社へ売却の依頼をして行います。
じゃあ実際にどうしたら募集をしてもらえて、買い手を見つけてもらえるのか。
不動産会社と結ぶ契約について簡単にご説明します。
・不動産会社と結ぶ契約とは
不動産の売却依頼をもらった不動産会社は募集のご依頼をしてくれた依頼者と契約を結びます。
この不動産会社と結ぶ契約を媒介契約といいます。
媒介契約は不動産を売却するための約束事や、依頼者と不動産会社との間でルールを定めて、
仲介をする中で依頼者と不動産会社がトラブルにならないようにする為の内容となっています。
この媒介契約には3つの契約があります。3つの違いについて説明していきます。
①一般媒介契約
一般媒介契約の特徴は複数の不動産会社に依頼者自ら募集の依頼をお願いできることです。
★メリット★
・自ら依頼をすることによって複数の不動産会社が依頼のあった不動産の情報をインターネットで募集をしてくれます。
・募集してくれる会社が増えて購入希望者と早く出会える確率が上がる可能性があります。
・依頼者自身が購入者を探す事が出来ます。
★デメリット★
・複数の不動産会社が募集をしている為、各担当者から依頼者に連絡が入る為、連絡のやり取りが多くなります。
・問い合わせや評判などの報告がない為、状況がわかりずらい。
・チラシなどの広告宣伝で優先的には宣伝してもらえないことが多くなる場合があります。
②専任媒介契約
専任媒介契約の特徴は1つの不動産会社に限定して募集の依頼をすることです。また募集依頼を受けてから7日以内に
レインズに掲載されます。
★メリット★
・依頼を貰った不動産会社は自社を選んで貰えた気持ちに応えようと広告宣伝で大きく取り上げられたり
販売活動が積極的になります。
・依頼者自身が購入者を探す事が出来ます。
・問い合わせや評判などの報告を2週間に1回受けられたり、連絡をしてくる業者が1社になるので分かりやすい。
★デメリット★
・複数の不動産会社が不動産の情報をインターネットで募集する事がないので見つけにくいことがあります。
・専属専任媒介契約に比べて報告頻度が少ないので、状況が分かるまで少し時間がかかります。
③専属専任媒介契約
専属専任媒介契約の特徴は販売状況の報告を多く受けられることです。また募集依頼を受けてから5日以内に
レインズに掲載されます。
★メリット★
・1週間に1回販売状況の報告を受けられる為、状況把握がとてもしやすくなります。
・依頼を貰った不動産会社は自社を選んで貰えた気持ちに応えようと広告宣伝で大きく取り上げられたり
販売活動が積極的になります。
★デメリット★
・複数の不動産会社が不動産の情報をインターネットで募集する事がないので見つけにくいことがあります。
・依頼者自身で購入者を探す事が出来ません。
以上の内容からどの売却方法を選ぶか考える必要があります。
依頼者自身が自分の不動産を売却する際、どの媒介契約が合っているのか一度考えたうえで不動産会社へ訪問して
みてはいかがでしょうか!
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